Googleが生成AIを搭載した新たな検索サービスを開始

Googleが生成AIを搭載した新たな検索サービスを開始(写真:Google)

生成AIを搭載した新たな検索サービスをGoogleが発表しました。



米アルファベット傘下のGoogle(グーグル)は5月10日(現地時間)に開発者向けのイベント「Google I/O 2023」でGoogle検索結果に生成AI(ジェネレーティブAI)を利用した新たな検索サービス「Search Generative Experience(サーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス)」を披露しました。


検索結果に生成AIを利用した検索サービスは、2023年2月7日にMicrosoft(マイクロソフト)が検索サービス「Bing(ビング)」にOpenAIのChatGPTをベースにした生成AIを搭載した検索機能を発表していて、検索サービスの市場シェアをBingに奪われる危機感を抱き対抗する形で、Googleは今回のイベント「Google I/O 2023」で新たな検索サービスを披露しました。


新たな検索サービス「Search Generative Experience」のデモは以下の動画で紹介しています(※再生の際には音量に十分注意してください)。



キーワード入力して検索するやり方と同様にメッセージを入力して検索すると検索結果ページに従来のWebサイトへのリンクが表示されて


Search Generative Experience(サーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス)
(写真:Google)

検索結果ページの上部(Webサイトへのリンク上)に入力したメッセージに応じた形でAIが生成した回答が表示される。


Search Generative Experience(サーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス)
(写真:Google)

生成AIを搭載した新たな検索サービス「Search Generative Experience」は検索の新機能が体験できるSearch Labsから提供される。「Search Labs」へのサインアップは本日から米国内で受付を開始していて、数週間後にはアクセスできる予定とのこと。詳細はGoogleアプリまたはデスクトップ向けChromeのLabsアイコンをタップすると確認できます。


ちなみに、GoogleがOpenAIのChatGPTに対抗する形でリリースした「Bard(バード)」は5月11日から日本語でも利用できるようにしたと発表しました。


関連リンク(Source)
Supercharging Search with generative AI(Google)
Bard

この記事をシェア